第7回 四街道市民ミュージカル
土のこども 〜少年が作った街〜
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日 時:2025年 8 月 30 日(土)31日(日)[2回公演]
    開場13:00 開演13:30

会 場:四街道市文化センター 大ホール
料 金:¥2,000-(当日¥2,500-) 小中高生/障がい者 ¥1,000-(全席自由)
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主 催:四街道市民ミュージカル実行委員会
共 催:公益税団法人 四街道市地域振興財団
後 援:
四街道市・四街道市教育委員会・四街道市社会福祉協議会・PTA連絡協議会・四街道子ども会育成連合会・四街道 市民のための実行委員会・四街道少年少女合唱団・四街道市民劇団「座・劇列車」・四街道混声合唱団・四街道市民オペラ実行委員会・NPO法人四街道こどもネットワーク 読売新聞千葉支局・毎日新聞千葉支局・朝日新聞千葉総局・東京新聞千葉支局・(社)JFC日本作曲家協議会

演出・振付:鴻巣 加奈
作曲・編曲:音楽監督 安藤 由布樹
歌唱指導・指揮:松岡 裕樹
原作:沖 雅子
脚色:園田 喬し

ピアノ:城戸 愛
エレクトーン:さいとうりょう
稽古ピアノ:佐々木 晴
演出助手:足立 七瀬

美 術:星野 善晴
照 明:森 恵
音 響:深澤 秀一
衣 装:佐々木 和枝
舞台監督:にしわきまさと
『土のこども』に寄せて
演出を担当したバレエの鴻巣加奈さん、脚色を担当した演劇の園田喬しさんとのリサーチ・議論を重ねていくうちに、当時の開拓民"初代"「土のこども」を率いた加藤完治先生の言葉「土を愛せよ」の強さと広がりに気がつき、今作のキーワードに定めました。
マジックリアリズム、とりわけガルシア・マルケスの『百年の孤独』を参照しながら、当時〜現代まで続く土・集落・祭礼・人々のふるまいと、それを担う"こども"のはたらきを活性化させるための、できるだけささやかな2つの舞台装置を計画し、”現在"と比した”幻”の創出を意図しました。
1.土のこどもたちが理想とし、鹿放の荒野に突如として出現した個人住宅の線形の配置と、その痕跡を明確に残しながら水平に発達した現在の四街道のまちなみ。加えて鹿放に最初期の個人住宅(土と暮らしとの結節点である"土間"の境界線をつくった"戸")の形態を手がかりとし、土に眠り躍動する鹿放のエネルギーを、演者の跳躍運動で耕し暮らしを立ち上げる装置としての"家"を計画しました。
2.土のこどもの精神的支柱たる祭りの象徴"盆踊り"が力を発揮する円形の空間構成に加え、台本には登場しなかった、しかし避けては通れない、やはり土のこどもの精神的支柱たる鹿放ヶ丘神社(トヨウケビメ/農を司る神宮の外宮)の配置および形態(神明造)、およびそこに託した願いを継承し現在まで続く地域の祭りを手がかりとし、土から立ち上がり回転する鹿放のエネルギーを、演者の旋回運動で加速させ天空へと放つ装置としての“やぐら“を計画しました。
さて、対になり補完し合う両者の製作にあたって様々な資料にあたりました。土のこどもたちによる夢の満州開拓に付随する資料、軍により鹿放ヶ丘開拓以前から記録されていた様々な年代の集落の航空写真、当時建設された最初期の住宅の図面、現存する年中行事とその様式、荒野の土を愛し開拓した人々とそのご子息の記憶(インタビュー)など。
四街道という都市集落の根源的なイメージがに幻のように輝きただちに消え、しかし心に残り語り継がれることを目指しました。

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